http://translate.google.com/translate?hl=en&sl=ja&u=http://ancientchina.blog74.fc2.com
グーグルの自動翻訳機を使った、このブログの英訳ページです。
学会で報告する人名も英語にしてみたり、題名の「古代中国箚記」も、箚の対訳語ができていないせいか「Ancient Chinese 箚 description」と訳されています。ブログの管理者「古中」は「In old」 です(笑)。
もっとも、もとのサイトhttp://translate.google.com/translate_tを見ると、下のページ翻訳には「Japanese to English BETA」とあるので、まだβ版のようです。それに、やはり語順や文の構造がかなり異なっている欧米の言葉と日本の言葉の自動翻訳は難しいのでしょう。以前、もう2,3年は前のことになりますが、いろいろとこうした自動翻訳ソフトや自動翻訳ページを試してみたことがあります。その時もやはり英語←→日本語はまだまだでしたし、中国語と日本語も自分でやったほうがよほど意味が伝わるのでは、と思うくらいでした。ただ韓国語と日本語の翻訳はかなり精度が高く、韓国のサイトを見るときは重宝しています。
上のグーグルの自動翻訳ページは、アクセスログを見て、たまたまみつけました。どうも海外からもお客さんがいらっしゃっているようです。本当にありがとうございます。
ここ数日間は、しばらく更新が滞ってしまいそうです。1月末日締め切りの原稿がふたつほどあるので、現在、頑張って書いているところです。実際に、現在もコメントをいただきながら、お返事が遅くなってしまいました。どうかご容赦ください。
さて、論文を書くときに気をつけていることは、どこまでが先学が明らかにしたところで、どこからが自分の作業で、どこからが新見知か、ということ、それとどこまでが確実に分かることで、どこからが推測かということができるだけ分かるように書く、ということでしょうか。他の人の論文を読むときも、他分野であればなおさらそうした視点で読んでいます。
また、ある知り合いのFW先生に、「論文というのはどうやって書けばいいのでしょうか」「なかなか書けないでいます」と自分の悩みを打ち明けると、論文は「面白くなければならない」というニュアンスのことを言われました。初めはいったい専門の研究に「おもしろさ」がなぜ必要なのか分からなかったのですが、話しを聞くうちに理解できました。ごく簡単に言えば、知的発見がない論文はおもしろくない、新しい知見・発見がない論文はいけない、という意味合いでした。いい意味で知的好奇心、研究心をくすぐるようなものを書きたいものです。
それから、今後の研究に引用されるものを書きたいと常に思っています。非常に大仰に感じられるかもしれませんが、現在は中国古代史の分野でも数的に多くの研究業績が生まれています。しかしながら、そのレベルは、すべてが一定以上にあるとは言えないような気がします(もっともその「レベル」をどこに置くかで結果は異なるわけですが)。ですので、今後関連する分野で誰かが論文を書く際には、自分の研究が引用されるようなレベルのものでありたいと願っているのです。
先日、中国に行った折、ある本の中で、自分の研究が4頁にわたり脚注で引用されていたのを見たときは、大変うれしくおもい、また引用してくださった著者の態度にも敬服しました。自分自身の襟も直していかなければなりません。
また、いつも書いた後に「あれも書けなかった」「もっとうまく書けた」「あの資料を引用し忘れた」と不備ばかり見つかるので、いつの日か、一度でいいので心から満足できる論文を書いてみたいと思っています。
と、あれこれと筆がすべってしまいました^^;
言うは易し、行うは難し、です。自分の能力にも限界があります。でも、せめて自分の能力でできうる仕事を残していきたいと思っています。
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テーマ:英語 - ジャンル:学問・文化・芸術