古代中国箚記

古代中国の文章・文物・歴史・研究について。とりあえず漢文(古典漢語)や漢字について徒然なるままに、また学会覚書、購書記録なども記していきます。

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韓国の中国史研究者

ここ1年くらいに、4,5名の韓国の中国史研究者と会って、その度に少しお話しをする機会があった。それまでは、学会で発表を聞くか、コメントを拝聴する程度だった。昨日も、LH大学のK先生とお話しができた。

ここ1年で会った韓国の中国史を研究している先生のほとんどは、日本語ができる。
もっとも、話せないが読める、という程度の人が多いようだが、これは韓国での中国史研究に、日本の中国史研究の成果を学ばなければ成り立たない、成り立たなかったことを意味している。

もちろん、中国の研究も当然、参考にしているのはいうまでもないが、日本の中国史研究者の多くもそうであったように、国交がなかった時期や文革の時期は、中国での発行物を入手することは困難であったし、研究者同士の交流も相当限定されたものだった。だから、日本の場合は、日本の中国史研究の伝統を持ちつつ、続いてきた経緯があり、韓国での中国史研究は、まず日本の研究業績を学ぶところから始まったらしい。

今日、会った先生とは、去年の3月にも韓国で初めてお会いした。
その時、その先生は、一言の日本語も話していなかった。中国語でコミュニケーションをとったのだが、今回、その先生が2週間ほどの予定で京都を拠点に来日していて、東京にも来たということで会うことができた。
驚いたことに、初めの1時間はほとんど日本語を使ってコミュニケーションをとった。これには本当に驚いた。「郷には郷に従えで、中国にいる時は中国語を、韓国にいる時は韓国語を、日本にいるときは日本語をできるだけ話したいです」と爽やかに言っていた姿が目に焼き付いた。
そして少し、自分はにわか知識でえらそうにモノを言っているのではないか、と恥ずかしくなった。

韓国の先生方が異口同音に言うのは、
「韓国の中国史研究の水準は、中国・日本より劣っている。どうにかして韓国の中国史研究のレベルをあげたい。」
というセリフだ。

今回も、私が参加している研究会(勉強会)を見学して、日本の中国史研究の伝統、知識の世代間の伝達、指導の方法、研究に役立つ工具書やツール、といったものを知り、韓国での学生指導に役立てたいからとのことだった。

また、先週会った韓国の中国史研究者は、日本語がペラペラで「不二家」騒動も知っていた。驚きである。

我が身を振り返ると、実に恥ずかしい。
日々、精進しなければ。。。中国語が多少できるとはいえ、旅行会話・日常会話レベルで専門的なことを話すレベルでは到底ない。また、韓国の中国史研究の業績をほとんど知らない。せめてハングルを読んで、論文名くらいは読めるようになりたいものだ。。。
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テーマ:中国史 - ジャンル:学問・文化・芸術

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