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古代中国箚記

古代中国の文章・文物・歴史・研究について。とりあえず漢文(古典漢語)や漢字について徒然なるままに、また学会覚書、購書記録なども記していきます。

『日本秦漢史学会会報』第7号

『日本秦漢史学会会報』第7号(日本秦漢史学会編集・発行、2006年11月2日
大会報告
開会の辞に代えて-参会挨拶- 葛剣雄 1
秦漢律における「老小廃疾婦人」と刑事責任 池田夏樹 3
秦漢時代における生態環境研究の新しい視点 王子今 41
漢代儒教の官学化と儒服の役割 福井重雅 66
論文
前漢初年の贖刑の特殊性 石岡浩 88
「主四時」と月令 馬場理恵子 113
『左伝』の同姓不婚について 小寺敦 139
秦漢闘殴罪雑考 下倉渉 162
算賦における一考察 楠山修作 196
書評
籾山明著『中国古代訴訟制度の研究』 水間大輔 205
佐竹靖彦著『中国古代の田制と邑制』 飯尾秀幸 215

謝桂華さんの早世を悼む 永田英正 227
学会動向
地方自治体と学会シンポジウムの現在 富田美智子 232
彙報  234


昨日届いた。
編集後記で原宗子先生が書かれているように、いつもより頁数が多い。今はじっくり読んでいる暇がないが、しっかりと読んで学んでいきたい。なお、「日本秦漢史学会」はHPを持っていない。したがって、たとえば地方にいる学生や、一般の人が入会を希望しても、連絡先も分からない、というのが現状である。
多くの学会どうように、この学会も、入会には特別な資格も審査も必要はない。年会費3000円を払えば、「大会の案内」「日本秦漢史学会ニュース」などのペーパー諸連絡、そして1年に1度『日本秦漢史学会会報』をもらえる。また同誌に論文を投稿することができる。
ちなみに「日本秦漢史学会」に入会されたい方は、郵便局の払込で3000円を払い込めばよい。

口座番号:01050-8-48535(右詰め)
加入者名:日本秦漢史学会

通信欄に「(中国古代箚記を見ての)新入会希望」
ご依頼人枠に、住所・名前・氏名
を書けば、忘れたころに、大会の案内とかが届く。

こうした学会は、多くが本拠地(事務局)が数年ごとに移転する。
したがって連絡先の住所は最新の会報で確認するとよい。しかし、会費納入の郵便振込の口座番号・加入者名は、まず変わらない。


なぜこんなことまで、宣伝マンみたいなことを書くかと言えば、自分には、大学院時代にほとんど学会の存在を知らなかったり、会員にはどうしたらなれるのだろう、資格があるのだろうかと思っても聞く先輩もいなくて、ながらく出る機会を逸してしまった苦い経験があり、またHPはないけれど、実は一般の人にも門戸を開けている、ということを言い添えたかったためだ。

とりわけ、秦漢史の研究を目指す学生たちには、ぜひ入会をお勧めしたい。
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テーマ:中国史 - ジャンル:学問・文化・芸術

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