ちょっと漢籍を見る必要があって、国立公文書館が所蔵する旧内閣文庫の漢籍をいくつか見ました。
・国立公文書館
http://www.archives.go.jp/
で、行く前から、これはコピーしないといけないな、うーん、コピー代高いなとか思っていたんですが、今朝もう一度確認してみたら、
「•閲覧時に、ご自分のカメラで特定歴史公文書等を撮影することができます(フラッシュ、三脚等のご使用はご遠慮ください。)。閲覧室受付で、カメラによる撮影をご希望の旨、お申し出ください。」
とあるじゃないですか。あれ、タダでデジカメでパチパチできるわけ?値段など全く書いてない。
そんなこんなで、某研究助成金で購入し研究期間が終わって、おさがりにいただいた愛機をひっさげて行ってきました。でも、普段使わないので、1GBのメディアしか持って行かなかった。
迂闊でした。午前中で200枚余り撮影して、1GB使っちゃいました。画像の大きさを「大」にしたままだといううっかりミス(というか、中や小にしたことがなかったので、設定の仕方が分からなかったという//笑)もありましたが。
それにしても、明刻本などなどがデジカメで撮影できちゃうのは素敵すぎです。向かいの人は戦前?の鉄道省の和装本の中に織り込まれていたなんとか鉄道の路線図をデジカメで撮ってました。
閲覧者は10人くらいいたかな。国会図書館並みの混雑を予想していたのですが、さすがにそういう感じではなかったので助かりましたが、逆に時間を持てあましてしまいました。出納で出てくるのは国会図書館並みでしたが(笑)。
いずれにせよ、年内にもう1度くらい行って来ます。国立公文書は、土日が休みなので、平日昼間しか行けないのが微妙ですけどね。
そういえば、大学時代の指導教官(明代史専攻でした)は、戦後、内閣文庫や東洋文庫に通っては、資料を見て、必要であれば、書き写したって言ってたな。今ではデジカメで撮れちゃうから、実に楽なものだ。著作権が切れているからなんだろうけど。
常設展示コーナーもさりげなくよかった。
秀吉やら家康の朱印状とか、昭和天皇の御名御璽のある文書とか、閣議決定した文書とか展示されていたんですが、閣議決定の時のサインっていまだに花押使ってるんですね。最新のでは麻生内閣の閣議決定のがありました。国務大臣がほぼ全員花押でサインしてました。
でも、いまどき花押なんて使わないですよね。名家ならともかく。今の野田さんとかどうしてるんだろう。わざわざ自分で花押考えたのかな…、なんて思ったお昼過ぎでした。
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テーマ:中国古典(漢文) - ジャンル:学問・文化・芸術