中央大学人文科学研究所公開研究会ご案内(最新版)
皆さまにおかれましては益々ご清祥のことと存じ上げます。以下のように、中央大学人文科学研究所(多摩キャンパス2号館4階)の研究チーム「ユーラシア・アフリカ大陸における都市と宗教の比較史的研究」の公開研究会を開催しますのでご案内申しあげます。
(1)李華瑞氏(中国・首都師範大学教授)
〔講演題目〕
中国における近年の宋代史研究の新動向(仮題)
〔日時・場所〕
2011年12月14日(水)午後3時~午後5時:中央大学多摩キャンパス2号館4階 人文科学研究所会議室
〔使用言語〕
中国語(日本語通訳有り)
〔講演要旨〕
近年における中国大陸の宋代史研究の進展はめざましいものがある。本講演は、中国における宋代史研究を牽引されてきた李華瑞教授が、自らの研究経歴をふまえて現在における中国大陸宋代史研究の現状と課題を総括するものである。講演では、前半で自らの宋代史研究の歩みをお話しいただき、後半で世界の宋代史研究における中国宋代史研究の現状をまとめていただく予定である。
(2)朱溢氏(復旦大学副教授)
〔講演題目〕中国中古における賓礼の構造とその変遷
〔日時・場所〕
2011年12月21日(水)午後3時~午後5時:中央大学多摩キャンパス2号館4階 人文科学研究所会議室1
〔使用言語〕中国語(日本語通訳有り)
〔講演要旨〕中国王朝儀礼史の転換期にあたる唐朝から宋朝にかけての時期を対象に、外交儀礼(賓礼)の変遷を明らかにする。9世紀から12世紀にかけての東アジア国際関係の変貌が、中国の王朝儀礼に与えた影響の程度を多角的に論じる。朱溢氏は、近年における中国儀礼史研究を先導する若手研究者の一人である。
*本講演の後には懇親会を開催の予定です(懇親会経費は本学国際交流センターから出ますので参加料は無料です。懇親会にのみご出席の方も歓迎します)
(3)舟橋倫子氏(ブリュッセル自由大学博士課程)
〔講演題目〕都市ブリュッセルの発展と宗教施設
〔日時・場所〕2011年12月22日(木)午後2時~午後4時:中央大学多摩キャンパス2号館4階 人文科学研究所会議室2
〔使用言語〕日本語
〔講演要旨〕近年の中世都市史研究は、「都市史は都市からではなく、地域から」といった視点から、環境史・社会学をも包括した新たな地平の広がりをみせている。本報告は、直接的な史料の欠落から常に論争の的となってきた11~13世紀のブリュッセルとその周辺を場として、修道院を結節点としてネットワークを形成する在地有力者層に着目し、彼等の果たした役割から都市発展のプロセスの一端を明らかにする試みである。
○中央大学多摩キャンパス人文科学研究所へのアクセス
http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/access/images/accessmap.gif
http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/access/images/accessmap_tama.gif
多摩モノレール『中央大学・明星大学駅』から徒歩3分
開催時間が開催時間なだけに出席できないのですが、「中国における近年の宋代史研究の新動向」は聴講したいタイトルですねぇ。
東京大学のCZ先生からもシンポジウムの案内をいただくが、こちらは小規模なシンポジウムということで、一般にはオープンなものにはしないようなので、ここには載せないことにしました。
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テーマ:中国史 - ジャンル:学問・文化・芸術