清邦彦、編著 『女子中学生の小さな大発見』新潮社(新潮文庫)、2002年。 ![]() |
正しい答を求めるばかりが「理科」だろうか?鳥肌は顔と足首にはできない。醤油は凍らない。卵は塩水にも砂糖水にも浮く。昇りのエレベーターの中でジャンプすると体が少し浮く。タンポポの綿毛は233本ある。温泉を煮詰めたら塩が残った…。そんな身の周りのできごとへの疑問と感動から「理科」は始まる―。現役女子中学生が見つけた「不思議」をぎっしり詰め込んだ仰天レポート集。
Mさんは、寒い時はストッキングを重ねて履くと良いと聞き、どのくらいはけるか試してみました。
3枚目でふくらはぎに地図の等高線の模様ができてきつくなり6枚目では血の循環が悪くなってつま先がつめたくなり、8枚目でいたくなり9枚目では間接が固定され歩くのがやっとでした。
で、結局、何枚履けたんだろう(笑)。
0さんは爪の伸びる速さを計りました。一日に0.3mm伸びます。
Hさんがアリを踏んでしまったら、たくさん!のアリが近寄ってきて怪我したアリを巣につれて帰ろうとしていたそうです。
そんなことあるんだろうか。試してみたくなる。
Kさんはお正月の酔っ払いの観察をしました。「帰る」といって、30分飲んでいて、また「そろそろ帰る」といって帰らず、一時間たって3回目の「帰る」で帰りました。
「ヒト」の行動観察という点から言えば、これも理科に入るのだろう。個体差がかなりありそうだが。でも、中学生がどうやって酔っぱらいの観察をしたんだろう(笑)。と、観察場面を想像するだけで顔がにやけてくる。
Nさんはカタツムリのカラを取ったらナメクジになるか調べようとしましたが、どうしても取れませんでした。
たぶん、無理やり取ったら死ぬんだろうな^^;
Sさんは公園のハトはどこまでついてくるか実験しました。エサをやり続けるかぎりどこまでもついてくることがわかりました。
餌づけされちゃってるんだろうな。俗説で「猿は死ぬまで…」なんていうけど。。。
Kさんはイヌは何を食べるか、キュウリ、プリン、ミカン、紙、ジャガイモをやってみました。Kさんの家のイヌは何でも食べてしまうことがわかりました。
ちなみに、うちも犬を飼っているのですが、ドッグフード以外はキャベツくらいしか食べません。基本的に人間の食べるものを食べてしまわないようにしつけたからですけど。そういえば、パンダは雑食らしいですね。
Tさんはネコのどこを踏むと一番怒るか調べました。しっぽが一番でした。
たしかにそうかも。うちの犬は、たぶん後ろ足と急所です(笑)。
Iさんがスキーに行ったとき、ポテトチップスの袋がパンパンになっていました。家に持ち帰ったら元どおりになりました。スキー場で買ったのはどうなるかと思ったのですが途中で食べてしまいました。
おぉぉい!
途中で食べちゃったのかい!とツッコミたいです。登山にランチパックを持って行くことがあるのですが、山の上では袋がパンパンです。ちなみに、山でラーメンをゆでると芯が残ります(理由は大人なら分かるでしょう)。
Kさんがアリの頭と胴をカッターナイフで切ってみると、必死になって動いていて11分後に頭も胴体も同時に死にました。
こ、こわい・・・。
11分後に同時に死ぬってどうしてだろう。2匹目、3匹目も試して欲しい(笑)。
Sさんは三日間リンゴだけを食べるとダイエットできると聞き実験を始めましたが、一日目の夜の時点でこの実験は中止となってしまいました。
こらこら。さすが、女子中学生(笑)。ほほえましい。
Aさんは、40人の人に「手を出して」といって、左右どちらの手を出すか調べました。右手を出した人は全員右きき、左手を出した人は左きき、両手を出した人は全員血液型がB型でした。
まじですか。
これも40人以上にやったらどうなるか知りたいところ。O型な自分には「両手を出す」という選択肢は思いつかなかった。
Nさんはミカンの皮のツブツブの数をボールペンでつぶしながら数えました。4334個ありました。部屋中ものすごいミカンの匂いになりました。
そんなにあるんですか。すごいねぇ。時々、テレビ番組で何かの数を数えてみるというのがあるけど、ミカン1個に4000って。おつかれさまです。
あんまり面白いので、中国の友人に送ってあげようと思いました。
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