![]() | 曽布川寛・吉田豊 『ソグド人の美術と言語』 臨川書店、2011年。 第1章 ソグド人とソグドの歴史 (吉田豊) 第2章 ソグド人の壁画 (影山悦子) 第3章 ソグド人の言語 (吉田豊) 第4章 中国文化におけるソグドとその銀器 (斉東方 /訳:古田真一) 第5章 中国出土ソグド石刻画像の図像学 (曽布川寛) |
欲しいっす。4000円もしない本だから買ってもいいんだけど。。。
特に、
第2章 ソグド人の壁画 (影山悦子)
と
第5章 中国出土ソグド石刻画像の図像学 (曽布川寛)
ソグド壁画の第一人者と言っていいだろう影山氏と、近年話題沸騰の中国出土ソグド石刻画像を解析したであろう曽布川氏の文章が読んでみたい。
ちなみに、専門書もふくめ、日本語で初めて「ソグド人」を冠した書籍は、下記の専門書となろうか。
![]() | 森部豊 『ソグド人の東方活動と東ユーラシア世界の歴史的展開』 関西大学出版部、2010年。 第1章 北中国東部におけるソグド人の活動と聚落の形成 第2章 安史の乱前の河北における北アジア・東北アジア系諸族の 分布と安史軍の淵源 第3章 7~8世紀の北アジア世界と安史の乱 第4章 ソグド系突厥の東遷と河朔三鎮の動静 第5章 河東における沙陀の興起とソグド系突厥 第6章 北中国における吐谷渾とソグド系突厥 -河北省定州市博物館所蔵の宋代石函の紹介と考察- |
定価:3990円と非常にお安い。森部さんとは昨年末に話す機会があり、「関西大学東西学術研究所研究叢刊」として出すことができたから、専門書としては安くできたと言っていた。表紙の石碑は河北省大名県の有名な唐代の石碑かな。私も行ってみたことがあるが、高さが5メートルほど(以上?)あって、その威容に圧倒された。この側面にソグド人の姓名が立碑者として刻まれているのだ。
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テーマ:中国史 - ジャンル:学問・文化・芸術