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古代中国箚記

古代中国の文章・文物・歴史・研究について。とりあえず漢文(古典漢語)や漢字について徒然なるままに、また学会覚書、購書記録なども記していきます。

来年度

はてさて、来年度はどうなるか、これが全く決まっていない。

というか、決まりかけ(?)の仕事が2つほどあり、1つはすでに面接をしたのだが、面接はあまりうまくいかなかった。なので、たぶん落ちたと思う。もうひとつはこれから面接をする。それもどうなることやら。

いくつか大学の非常勤の公募にも応募したが、今のところ反応はゼロ。
まぁ、たいした業績もなく、たいした学歴でもなく、たいした教歴もないので、仕方ないか。

今のところ、来年度は3つの場所での仕事は決まっている。残りが2つ追加されるかされないか、といった具合。いずれも1月中には分かると思う。そんなわけで、ちょっとそわそわして、落ち着かない毎日を送っている。まぁ、決まっても落ちてもどちらでもかまわない。今はそんな心境。

いずれにせよ、今年度は仕事を入れすぎた。7箇所で仕事をしてるってちょっとありえない(もっとも私の知り合いはもっと多い場所で仕事をしているが)。


年末、ある飲み会で、こんな話を聞いた。

某大学大学院の博士課程の人は学術振興会の特別研究員に選ばれた(これを俗に「貴族になる」と呼んでいる)。仕事をせずに研究費をもらって、研究だけすればよいという(私にとっては)夢のような世界。彼の専攻は某国の古代哲学(ちなみに中国ではない)。しかし、特別研究員の期間がすぎると、大学非常勤の職もなく、しかし生活もしていかなければいけない。ということで、今は「郵便局でバイトをしている」とのこと。朝6時から昼12時まで。その後、大学にやってきて、ゼミに出たりしているらしい。

まさに、高学歴ワーキングプアの世界である。
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光文社、2007年。
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私も、一応は大学非常勤講師・高校非常勤講師としての肩書きはあるが、いつなくなるやもしれず、他人事(ひとごと)ではない。じゃぁ、専任になるべく努力をしたら?という話になるが、なかなか仕事をやりつついい業績を残すというのも常人のできることではない(と、常人の私は弁解しているのだが、実際仕事をしながら業績を残している人はたくさんいるので、言い訳にはならない)。

両親も年老いて、介護が必要になってきた。
年初から暗い話題で申し訳ないが、ここに書けない色々なことがあるわけで…。
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テーマ:研究者の生活 - ジャンル:学問・文化・芸術

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