【会期】平成23年1月8日(土)~2月20日(日)
休館日月曜日 ※ただし1月10日・11日は開館開館時間午前9時30分から午後6時まで(入館は午後5時30分まで)
※ただし会期中の毎週金曜日は午後8時まで(入館は午後7時30分まで)
【会場】京都国立博物館 特別展示館
【料金】一般 1200円(1000/900円)
大学・高校生 800円(600/500円)
中学・小学生 400円(300/200円)
( )内の料金は前売り/団体20名以上
【講座】
土曜講座
1月 8日「写本と法帖―文字を鑑賞する文化―」
京都国立博物館上席研究員 赤尾栄慶
1月22日「上野コレクションと内藤湖南」
京都大学名誉教授 礪波 護氏
2月 5日「明清の文人書画」
京都国立博物館学芸部長 西上 実
2月12日「わが師 湖城を語る」
篆刻家 水野 恵氏
※午後1時30分から、京都女子大学J校舎5階J525教室にて開催。
聴講無料。定員190名。
往復はがきに、聴講希望日・住所・氏名・年齢・職業・電話番号を明記の上、京都国立博物館「土曜講座」係(〒605-0931 京都市東山区茶屋町527)までお申し込みください。12月1日より受付けます。
往復はがき1枚につき、1名様1回分のお申し込みとなります。定員になり次第締め切ります。
【概要】京都国立博物館収蔵の中国書画の中核をなす上野コレクションは、朝日新聞社の創業者の一人、上野理一(りいち)によって収集され、子息である上野精一(せいいち)により、昭和35[1960]年2月に寄贈されたものです。
上野コレクションは、明清時代の書画を中心に法帖など書跡76件、絵画87件の163件に及んでおり、書跡の中には朱子学の祖として知られている朱熹(しゅき)自筆の『論語集註草稿』や書聖王之(おうぎし)の草書を今に伝える「宋拓十七帖(そうたくじゅうしちじょう)」などがあります。ことに「宋拓十七帖」は、現存する十七帖の中でも屈指の名帖として名高いものです。 また絵画の中には、重要文化財に指定されている清時代の寿平(うんじゅへい)が描いた「花夕陽図(かおせきようず)」も含まれています。寄贈50周年を記念し、これらの優品とともに関連する作品もあわせて、国宝10件、重要文化財23件を含む約110件を展示し、幽玄な中国書画の世界をたどります。
【詳細解説HP】
http://www.asahi.com/ueno-collection/
http://www.kyohaku.go.jp/jp/tokubetsu/110108/tokubetsu.html
京都へ足を運べないが、図録だけは買っておきたい。
展示品の目玉は、なんといっても、王羲之「宋拓十七帖」。伝存する「十七帖」の中でも非常に質がよく、名拓として名高い。他には、書道博物館にもある『三国志』呉志残巻や、かの朱熹自筆の『論語集註草稿』などなど。
呉志残巻は書道博物館所蔵のものと筆跡が瓜二つ。京都国立博物館所蔵(上野コレクション)のもののほうが長い。以前、書道博物館で残巻を見た時に現行本の呉志と比較したことがあるが、けっこうテキストの異同があって面白かった。
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テーマ:書道 - ジャンル:学問・文化・芸術