「中国語の”月台”は駅のプラットホームを指すが、なぜ、月と関係ないのに”月台”というのだろう」
と聞かれた。実は私も「月台」を習ったときに抱いた素朴な疑問だったのだが、ちょっと調べてよく分からなかったので、そのままにしておいた。どうしても「月台」からは「platform」からは駅のプラットホーム(日本語で何というか分からないが)が想像できないでいた。
ところが、拙ブログで一度とりあげたことのある、
![]() | 佐藤 晴彦 『珠玉の中国語エッセイで学ぶ 長文読解の秘訣 中級から上級への橋渡し』 アルク、2009年。 |
に答えが書いてあった。
p79に
"月台"が元来文字通り「月見のための台」という意味であったのが、近代鉄道が敷設された時、その形状の類似から「プラットホーム」と言う意味に転用された…
とあった。
「月見のための台」が「プラットホーム」と似ているかどうかよく分からないまでも、まぁ、こういう説があるんだということは分かるでしょう。従来あるものの名前を新しく入ってきたものの名前に転用して用いることは、他にも例があるようです。
とりあえず、「月台」=「プラットホーム」は、なるほどと思った次第。最近は、中国語の文法書とかなんかを読んでいます。一番新しいもので本格的で詳しいものは以下の書です。
![]() | 輿水優・島田亜実 『中国語 わかる文法』 大修館、2009年。 |
かなり本格的なので、じっくり読んでみたい。良書であることは数ページ読んだだけで分かります。
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