3月になりました。大学は、講義もなく、成績も提出してしまったので、お休みです。でも、高校でも非常勤をしているので、高校の方はまだ授業があります。来年度の予定は決まりかけてきてはいるのですが、まだ曜日とコマ数がちゃんと確定してはいないので、なんとなく落ち着かない日々が続きます。ちなみに来年度は大学では2校2.5コマ(半期だけのが1コマあります)で、高校では3校7コマ~9コマくらい受け持つことになります。あと、予備校でも授業を担当します。なので来年度は忙しくなりそうです。
それはそうと、最近よく耳にする「ツイッター」ですが、どんなものなのか、私はよく分かりません。
パソコンやネットにはどちらかと言えば強い方だとは思うんですが、新しいものは使ってみないとよく分かりませんね。今のところ、使う予定もないので、当分分からないでいそうです。そういえば、最近になって中国人の知人に勧められて、qqを始めました。中国語でどう言うか分からないのですが、「qq」で通じるはずです(笑)。中国版のメッセンジャーですね。日本ではWindowsメッセンジャーかヤフーメッセンジャー、世界ではICQなどありますが、中国ではqqでなければWindowsメッセンジャーかというくらい有名なメッセンジャーです。amazonで安くライブビデオも買ってしまったので、中国の人とテレビ電話のようにチャットもできます(が、いまだに使ったことありません//笑)。
最近は、中級中国語のテキストをいろいろ物色してます。
いろいろ見ましたが、なかでも出色なのは、
![]() | 佐藤 晴彦 『珠玉の中国語エッセイで学ぶ 長文読解の秘訣 中級から上級への橋渡し』 アルク、2009年。 |
でした。知人から紹介されて、地元の区立図書館にあったので借りて見てみました。
自分が大学生・大学院生の頃、こういう本があったらなぁと思わずにはいられませんでした。実によくできた中級のテキストです。
「了」・「着」・「过」といったいわゆるアスペクトの語句や「出(来)」「进(去)」「上(来)」「下(去)」などの方向補語を探すことによって動詞を見つけ、主語・動詞・目的語という文の構造をすばやく読み解く方法を紹介しており、なかなか実践的です。実は、私個人も高校時代の英語学習はこの方法(動詞を先に見つけて文の構造をとらえる)を独自に編み出して(というか、気付いて)用いていたので、やっぱりこの方法はあっていたのだ!と懐かしく思えました。
他には、
![]() | 竹島金吾 『練習中心トレーニング中国語 新装版』 白水社、2008年。 |
も、初級から中級にかけての総まとめができ、中級レベルの文章読解問題が附されているので自習・独学にはもってこいのテキストです。一昨年、新装版が出たので、これから買う人は新装版を買うといいでしょう。中級のテキストは良いものがなかなかないのですが、上記2冊は一押しです。
中国語のテキストは、私が大学時代あるいは大学院時代とは質・量ともに違って、豊富になり、レベルもよくなっているようです。今度、池袋のジュンク堂などに行って、まとめて見てこようと思っています。来年度は中国語も教えることになるのですが、「教えることこそ最高の勉強」という言葉がある通り、自分も勉強になるので、予習段階で自分も学び、学生にきちんと教えられるようになりたいと思います。
本当は、古典漢語を教える授業を持ちたい(つまり大学の演習)のですが、なかなか声をかけてもらえません。来年度の大学の講義のコマ1コマは、中国史の論文を読んだり古典漢語を読んだりする授業にしてしまおうと考えています。その方が、自分のため、というか、将来につながってくると思うのです。
教える側も、スキルアップ・レベルアップ・キャリアアップしていきたいな、と思う、今日この頃でした。
amazonで「中国語」と検索するとたくさんヒットします。自分が中国語を勉強した時より確実にいいテキスト・いい参考書が出ています。
・amazon.co.jp
また、「増訂第二版」だった、愛知大学の『中日大辞典』が、「第三版」となって最近出版されました。辞書は新しいのがすべてよいというわけではないですが、20余年ぶりの改訂でもあり、新語をかなり積極的に補ったようで、ぜひとも手元に置いておきたい一冊です。先日、本は買わない宣言をしてしまったけれど、「辞書」ならいいよね(笑)。というか、もらえるわけでもなく、必要なので買わなければならないだろう^^;
![]() | 愛知大学中日大辞典編纂所 『中日大辞典 第3版』 大修館書店、2010年。 |
一般語彙はもちろん、文語・古白話・方言・成語・慣用句、さらに新語まで、幅広く豊富に収録。
語釈は正確で、例文は常用される典型的なものを多数収録。語釈・例文中の多音字には適宜、読み(ピンイン)を示す。
文法説明を豊富に取り入れ、同義語・反義語などを示すと共に、語の硬軟・褒貶などにも十分に配慮。
中国特有の百科項目もふんだんに収録し、それぞれに詳細な解説を施す。
増訂第二版は赤い色の「赤本」でしたが、第三版は青い色のようです。下記の愛知大学のURLを参照してください。
http://leo.aichi-u.ac.jp/%7Ejiten/dictionary.html
テーマ:中国語 - ジャンル:学問・文化・芸術