古代中国箚記

古代中国の文章・文物・歴史・研究について。とりあえず漢文(古典漢語)や漢字について徒然なるままに、また学会覚書、購書記録なども記していきます。

Wikipediaやネットを使って答案を書く学生たち

大学の講義・試験も今日で終わり、今日は試験をして採点をした。

私は講義の試験でも、事前に試験問題(論述式)を公表し、その答案のもとになるものの持込を可にして試験を実施している。したがって、学生は調べてきたものを試験の時間内に書き写すことになる。

ところで、講義時間で「Wikipediaなどのインターネットを引用・参考資料としないこと」と釘をさしているのだが、それでも堂々とテストの答案用紙(参考文献を必ず書かせている)に「出典:Wikipedia」と書いてくる学生がいて驚く。講義時間、集中して聞いていない学生がいるようだ(でもまぁ、1度しか言わなかったので、仕方のないことかもしれない)。出典を堂々と書いてくる学生はまだいいのかもしれない。ほとんどは出典を明記せずにネットやWikipediaや参考文献を引用するだけで答案を作ってくる者がいる。

今年はそっくりな答案が出てきて、さては・・・と検索してみたら「Wikipedia」だったり、その度合いが昨年よりひどいように感じた。

非常勤仲間や大学の専任教員の話でも同様の話題が出てくるときがある。自分の場合は、手書きの資料のみ持ち込み可としているのだが、それでも一定数はネット情報のコピペですませている学生がいるのだから、他は推して知るべしである。

もっとも、試験問題は論述式で、そう簡単にネットに転がっていない回答を求めているので、だいたいどこかから引用してきたな、という部分と自分が考えた文章はけっこうはっきり分かるものである。学生には参考文献を引き写すだけでなく、自分の言葉で論述するということを学んでほしいと思う。

さて、成績も出したところで、あとは自分の仕事(翻訳と論文執筆)をやらないといけない。
人間というものは、人のことはよく見えるものだから、自分自身、悪文を書かないように、気をつけていきたい。
スポンサーサイト


テーマ:研究者の生活 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

2002年頃から見ますね

2002年の春だったか、採点していて、おかしな答案があったので、早速google検索したら、まったく同じ内容の文章を見つけたので、カンニングと判定し不可にしました。以後、レポート採点時は、ネット検索が欠かせません。wikipedia丸写しも珍しくはないですね。
普段から、授業の出席確認にアンケートを書かせているので、自分の文章と違う文体になると簡単に分かります。

  • 2010/02/10(水) 11:00:35 |
  • URL |
  • iori3 #p0gGVK5s
  • [ 編集]

2002年頃からですか!歴史ありますね(笑)

iori3さん
コメントありがとうございます。そうですか、8年くらい前からあるということで、けっこう歴史があるんですねぇ(w)。
> 自分の文章と違う文体
私も講義の最後に出席票を回して、裏に感想を書かせています。文体が違うのもそうですが、絶対使わないだろうっていう単語が出てくるのですぐ分かりますよね。「絢爛」とか^^;

そうですか・・・私も気をつけなければ・・・(笑)
それにしても「そこ」に労力を費やさなければならないとは、なんというか・・・辛苦了・・・。

  • 2010/02/15(月) 19:07:55 |
  • URL |
  • piaopeng #-
  • [ 編集]

けっこうすぐ分かります(笑)

piaopengさん
いえいえ、piaopengさんは気をつけることはないのでは^^;
逐一、答案用紙の原典にあたってたら、それは相当な労力なのですが、だいたい見た目で分かります。語彙の種類が違うので。丸写しだなとか意外に分かるものですよ。まぁ、そういうのを採点する身としてはテンション下がりますけどね。

はじめまして。
大学の定期試験の試験監督バイトをしたことありますが、持ち込み可の試験だと、wikipediaのプリントアウト、とにかく目につきますね。
不可でも、一生懸命机の中の紙きれ見てる輩もいますが。
先生はそりゃ、テンション下がりますよね。。。

  • 2010/02/18(木) 12:45:03 |
  • URL |
  • zow13 #tNkXABtc
  • [ 編集]

Wikipediaのプリントアウトですか

zow13さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
大学の定期試験の試験監督バイトですか、大学によっては学生がやることが多いみたいですね。
それにしても持ち込み可でWikiのプリントアウトですか、、、なしでも紙切れってそれはカンニングじゃ^^;まずいですね。
まぁ、蔓延してるってことなんだろうなぁ。。。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ancientchina.blog74.fc2.com/tb.php/329-c6b7da63
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

,