・中国工商銀行
http://www.icbc.com.cn/icbc/
に口座を開くこと。
あらかじめ覚えた中国語はふたつだけ(笑)。
その他は専門用語すぎてよく分からないから初めから諦めていた。
「我想開戸頭」(簡体字が出ないので常用漢字にて表記します、以下同じ)
「還要辧網上銀行的手続」
ところは、甘肅省蘭州市。手違いで国内便に乗りそびれ、後続便に乗ることになったので、時間が空いたのを利用し、日曜でもやっていた中国工商銀行の「支行」(支店)にパスポートを持って、乗り込んだ。
中国の銀行は、基本的にお客さん案内係みたいな銀行員はおらず、制服を着た警備員チックな人がいるだけ。行員は窓ガラス越しにいるので、声をかけることはできない(日本のように番号待合い制になっている)。
なので、冒頭の言葉を、警備員に言うと、やおら用紙を取りだして、ここを書け、と言ってきた(というか訛りがひどくてほとんど聴き取れなかった//笑)。
名前・パスポート番号・住所(ホテルの住所)・電話番号(ホテルの電話番号)
を「口座開設申込書」に記入。そして、冒頭の2番目のセリフを言うと、今度は「電子銀行開設申込書」を出してきて、だいたい同じことを書かされた。違うところは、ネット入力で振込などに使うときに暗証番号を「U盾」(USBメモリ状のもの)か「電子銀行口令カード」で選ぶところ。ここは迷わず「電子銀行口令カード」を選ぶ。「U盾」はよく分からないのだが、ジャパンネット銀行でやっていた(今もやっているかもしれないが)「トークン」みたいなやつかと思ったので、日本で正常作動するか分からないから、カード形式の暗証番号表を選んだのだ。
ここまで、おじさんが指をさし、ここに署名してね、みたいなジェスチャーですんなりいく。
そして行員を前にして、パスポートと一緒に申請書一式を渡す。
カタカタとPCを操りながら、行員がいきなりベラベラ話し出す。うまく聴き取れずにいると「人民元を貯金するんですよね?」と簡単に言い直してくれた。「そう、人民元」というと、またカタカタPCを操作。
預金する人民元2000元を渡した。
すると「口座開設手数料で15元かかります」と別口で15元要求される。
言われるがまま、15元払う。
そして、カードの暗証番号を入力する場面となった。いつも日本で使っている四桁の数字を入力するとエラーが。。。行員が「六位数字」と6を手文字で表しながら言ってきた。なるほど、中国の暗証番号は6桁か。。。忘れないように、メモしながら入力。
続いてさらに「電子銀行」の暗証番号六桁を入力。さきほどと同じ数字を入れたら蹴られた(笑)。
再度メモしながら、あらたに6桁の数字を入力。
しばらくすると、銀行のカードと「電子銀行口令カード」、申請書の控え一式が渡された。
15分程度だったかと思う。
蘭州のホテル、金城賓館に戻って、ネットにつねげてみると、ログインできた。
無事に2000元入っている。
時は流れて、北京に着いた。
北京の首都国際空港第3ターミナル(国際線離発着ターミナル)で、帰国便のチェックインを済ませてから、余りの元を早速口座に預金しようと銀行を探す。広大なターミナルなのでそっこうで、インフォーメーションカウンターで「中国工商銀行のATMはどこですか?」と聞くと「2階にある」とのこと。なるほど今いる4階は国際線出発ロビーで、2階は到着ロビー。中国人からしてみれば、帰国してATMやら銀行で両替となるわけだ。
2階へ行くと、わりと目立つところに中国工商銀行のカウンターがあった。ATMで3000元預ける(どんだけ元を持っているんだ//笑)。
何気なく預け入れると「手数料15元」の表示が・・・。
え?!
中国の銀行って預け入れにも手数料かかるんですかーーーーーーーーー!?
この瞬間あることを思い出した。
携帯のことだ。たとえば北京で携帯を買って北京で使うには普通に使える。ところが「外地」(北京以外の省)で使うと一度北京を経由してかけるだかで、高くなるという。だから携帯を買う場所を選んだ方がいいという話。
蘭州で口座を作ったので、当然北京は「外地」扱い。
あとでネットで調べて分かったが、外地での引き出し、預け入れは0.5%の手数料がかかるとのこと。
蘭州なんて今後訪れる可能性すら低い・・・。うかつに引き下ろしもできないなぁ^^;
てなわけで、4000元ほどを1年の定期預金にしました(笑)
年利、2%強だったかと思う。これでちょっとした隠し財産ができた。
ちなみに「銀聯」つきのカードなので、日本でも使えます。
銀座で買い物したときに「銀聯」で払おうかな(笑)
<2009.9.7追記>
忘れないうちに備忘録として記しておく。
手数料のことを考えたら北京でもう一度口座を作ってもよい。
「電子銀行口令カード」は100回まで使えるが以後は使えなくなる。
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