古代中国箚記

古代中国の文章・文物・歴史・研究について。とりあえず漢文(古典漢語)や漢字について徒然なるままに、また学会覚書、購書記録なども記していきます。

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特別展「陶器が語る来世の理想郷」於:大倉集古館

今日、歴史学会の大会(→当ブログ記事)で江戸東京博物館に行ってみたら、会場受付のフロアには、ここかしこに古代中国関係の展覧会ポスターが貼ってあって、もうすぐ会期終了のものもいくつかあった。。。

あぁ、もっと早く気付いていれば。。。
忙しいけれど、終わるまでは次の展覧会にはなんとか時間つけて行きます。

古代中国のことを知るには、やはり展覧会と図録が一番だと思う。現物を裏からみたり、じっくり見たり、本から得られない情報がたくさんある。図録では色合いが違ったり、通常ワンカットの写真しか載っていない。以前、古代中国の展覧会に二度ほど仕事でかかわらせていただいたが、展覧会の裏側や制作者側に立って、本当にいろいろなものが分かったし、展示品の見方、見せ方や注目点を監修の先生や学芸員の方々、あるいは来場のお客さんのちょっとした一言で気付かされたりして、すごく勉強になった。展覧会の仕事の手伝いをさせていただいた監修の先生には本当に感謝している。

ということで、もうすぐ終わりだが、案内を出しておこう。
この展覧会はあちこち展覧したようなので、見た人もいるかと思う。



特別展 陶器が語る来世の理想郷
中国古代の暮らしと夢―建築・人・動物―


開催期間:2006年10月7日(土)~12/10(日)、月曜休館(除:祝日)
開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
展示会場:大倉集古館
入館料金: 一般 1,000円
     大学生・高校生・65才以上 800円
     中学生以下無料

詳しいアクセスや展示品(画像あり)などは下記URLを参照。
大倉集古館 特別展案内



いわゆる副葬品(明器)を集めた展覧会のようだ。

気をつけるべきは、「これはあくまで明器」、ということだろうか。いつも気になるのだが、たとえば後漢の楼閣の陶器などが出展されていて「後漢の豪族(富豪層)が所有していた荘園の見張り台」などという感じに解説されることがあるが、これは実際のところどうなのだろうか・・・と思わざるをえない。

今回の展示品で例を示せば、たとえば下のような高層建築^^;

大倉集古館特別展「水榭(池中の望楼)」


現実世界の建築物を模したという点ではその通りだとは思う。当時、このような建物があっただろう。でも、なぜその楼閣の頂点に鳳凰がいるのか?なぜ楽器を演奏する人物や蹶張(弩に矢をつけようと踏ん張る)をしている人物がいるのか?あるいは熊が屋根を支えているのか?、、、楼閣で演奏を楽しむ一方で周囲の警護のために弩の準備をしていると言われても、鳳凰や熊があることを説明できないと思う。

ま、上記画像では蹶張姿の兵士はよく見えないんだけど。展覧会に行ったあとに「追記」で感想を書きます♪)。
ほとんどの説明は、「明器」が現実社会のあるものをミニチュア化して副葬品とした、という観点からしか解釈しないから、現実に存在したものに明器を反映させようとするあまり、全部が現実社会にあったものだと解釈しがちだ。

と、えせ講釈はこの辺にして、、、えーと、誰か一緒に行ってくれる人いませんか?(笑


今週いっぱいで終了なんだが・・・↓ 金曜日に行くことにします^^;
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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  • 2007/09/07(金) 08:24:08 |
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