そうしたところ、ある学生が
「レポートってどう書くかわからない」
と言ってきた。その学生は2年生だったかと思う。私が担当している講義は1年生、2年生が多いので、レポートをしっかり書いたことがない学生がほとんどのようだ。
そのため、多少レポートの書き方についてレクチャーすることにした。といっても、自分でもそうしたことは習ったことはないので、主に経験談を話すというか、自分はこうやってレポートを書いてきたという話とか、具体的にこうやって書けばよい、といった類のくだけた話になりそうだが。
大学1年生の時、初めてレポートを書き、自信満々に提出したものが、「これはレポートではない」と返却されたことが思い出される。今思えば、たしかにそれはレポートではなく、単なる本のレビューと感想レベルの私見を披露しただけのものだった。本のレビューもきちんとしていなかったばかりか、私見は起承転結のないただの感想・思いつきの羅列だった。
私のレポート課題を通じて、少しでもレポートの書き方を覚えてくれればと思う。
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テーマ:研究者の生活 - ジャンル:学問・文化・芸術