研究者のはしくれですが、まずは一般向けの書籍から読んでいこうかなぁと思っています。
![]() | 伊藤清司 『中国の神話・伝説』東方書店、1996年。 創世神話/天体の神話・伝説/諸文化の起源神話/習俗の由来伝説/鬼・神(神と怪物)の神話・伝説/怪物退治/旱魃と長雨/治水伝承/湖底に沈んだ県城/動物の築城〔ほか〕 |
![]() | 伊藤清司 『死者の棲む楽園―古代中国の死生観』 角川書店、1998年。 序章・人間の死と霊魂 第1章・死者霊の棲む泰山 第2章・山上の他界・崑崙山 第3章・海上の他界・蓮莱山 第4章・死者の棲む家と黄泉 終章 死者の棲む楽園 |
![]() | 伊藤清司 『中国の神獣・悪鬼たち-山海経の世界』 東方書店、1986年。 Ⅰ 文明社会の内と外 Ⅱ 祟りの悪鬼 Ⅲ 恵みの鬼神 Ⅳ 妖怪・鬼神たちの素顔 |
![]() | 伊藤清司 『怪奇鳥獣図巻―大陸からやって来た異形の鬼神たち』 工作舎、2001年 精衛/数斯/駝鶏/ 長尾鶏/神陸/比翼鳥/ 燭陰/帝江/天馬/ 白鹿/天狗/当康/龍馬〔ほか〕 |
タイトルだけでも面白そうです。
いままでは林巳奈夫先生の
『神と獣の紋様学―中国古代の神がみ』吉川弘文館、2004年。
『龍の話―図像から解く謎』中央公論社、1993。
や、
![]() | 林 巳奈夫 『中国古代の神がみ』 吉川弘文館、2002年。 |
![]() | 林巳奈夫 『石に刻まれた世界-画像石が語る古代中国の生活と思想』 東方書店、1992年 |
などを手にして論文なども読んできたのですが、神話学という点では伊藤先生の考えも勉強しておきたいところ。
そのきっかけは、次の本を読んだからだった。
馬王堆帛画の有名なT字型帛画の解析で、曽布川寛先生が神話を使いながら読み解いていっていたので。神話は当時の観念などは丹念な考古資料の読み込みと文献資料との同定・比較検討がやはり欠かせない。
![]() | 曽布川寛 『崑崙山への昇仙-古代中国人が描いた死後の世界』 中央公論社、1981年 |
この曽布川先生の本は絶版のようで古本屋ではけっこういい値がついていました。
私は地域図書館で借りて読みました。お金があったら、買うんだけどな。いや、1500円なら買うべきか。
最近は、中国古代の図像から観念や思想をよみとくことに興味関心がいっています。
もちろん、出土文字資料も読んでいますが。
<追補 2008.10.15>
竹田先生のものもありましたね。紹介しておきます。
竹田晃『中国の幽霊―怪異を語る伝統』 東京大学出版会、1980年。
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テーマ:中国史 - ジャンル:学問・文化・芸術