そんな場合は、研究者で知らない人はいないであろう、Webcat、で調べる。
別に所蔵先を知る必要がなくても、書誌情報などを調べる時も気軽に使っている。
・NACSIS Webcat(総合目録データベースWWW検索サービス)
http://webcat.nii.ac.jp/webcat.html
しかし、学籍がなかったり教職員でもないと、大学図書館の壁は高く、最近は地域住民に開放する場合など若干門戸は広がったが、やはり一般の人が頼るべきはまず地域図書館となる。
各都道府県別に横断検索ができるので非常に便利になった。
・公共図書館Webサイトのサービス
http://www.jla.or.jp/link/public2.html
もっとも、専門書・研究書の類は、県立図書館などでも所蔵しているかしていないかといったレベルがほとんどかと思う。たとえば、地域の公立図書館の林巳奈夫『漢代の文物』の所蔵状況は以下の通り。
北海道 : 所蔵なし。
宮城県 : 所蔵なし。
千葉県 : 船橋市立図書館のみ。
東京都 : 東京都立中央図書館のみ。
神奈川県: 所蔵なし。
愛知県 : 所蔵なし。
京都府 : 京都府立図書館・京都総合資料館。
大阪府 : 大阪府立中之島図書館のみ。
兵庫県 : 兵庫県立図書館のみ。
広島県 : 所蔵なし。
福岡県 : 所蔵なし。
といった具合。本の選択がレアすぎたか・・・。
ただ、専門書の一部分だけが見てみたい、あるいは、論文1編を読んでみたい、というのであれば、一番便利なのは、国会図書館の複写郵送サービスだろう。
東京にいる私も時折使っている。
所蔵図書館へ交通費を使って出向いて、1枚10円でコピーする時間などを考えれば、案外高くないと思えるときがある。
・国立国会図書館(郵送複写サービス)
http://www.ndl.go.jp/jp/information/guide.html
もっとも、事前の利用者登録と、コピーしたい箇所を指定しなければならないが・・・。
雑誌に掲載された論文であれば、雑誌の名称と号数に加えて、論文名・著者名が分かっていれば、コピーが依頼できる。
自分が大学生の頃と比べると、非常に便利になっている。
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テーマ:研究者の生活 - ジャンル:学問・文化・芸術