漢文資料で一番難しいのは『朱子語類』と~~~だ、と。
~~のところは失念したが、たしか元時代の法律書だったと思う。ちょっと調べればすぐ分かるんだけど、今日は『朱子語類』の話なので^^;
そんな「楽しい」『朱子語類』が手頃に読める文庫本が登場。
三浦 國雄 (訳・注) 「朱子語類」抄 講談社、2008年。
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語釈を読むのが実に楽しい。宋代の口語がふんだんに使われている『朱子語類』は、それゆえに難読なのだが、一般読者にも分かりやすいように解説が付されている。現代中国語にもつらなる語彙もあるから、近代漢語をやる人にとっても非常にいい参考書となっている。
古典漢語も好きだけど、近代漢語も好きなので(笑)、楽しく読めてしまいます。
漢文好きのみならず、宋代好き、朱子学好きには間違いなくお薦めの一冊です。内容面からは江戸漢学をやっている人にも読んでもらいたい一冊。
テーマ:漢文・漢詩 - ジャンル:学問・文化・芸術