高校時代、古典はなんとなく習ってただけだしなぁ・・・。
たとえば、韓愈の伯楽の話に出てくる以下の文。
「其真無馬邪」
これだけ訓読しなさいといきなり宿題に出されたら、どう読もう。
1.「其れ真(まこと)に馬 無きや」
2.「其れ真(まこと)に馬 無しや」
3.「其れ真(まこと)に馬 無きか」
4.「其れ真(まこと)に馬 無しか」
5.「其れ真(まこと)に馬 無からんや」
6.「其れ真(まこと)に馬 無からんか」
これは、この文を「単純な疑問」か「感歎」か「反語」かにとるかでも分かれる。また上の選択肢の中には、古典文法の接続からして不適当なものも含んでいる。
「邪」とか「耶」「乎」とかの句末の助字(虚詞)を、訓読するときに、「か」「や」でよむ、というのは、ほとんどの参考書や漢和辞典に載っている。でも、どんな時に「か」と読むのか、どんな時に「や」と読むのか、そしてその上に接続するのは連体形なのか終止形なのか。。。
「反語」の時は「や」と読むのだが、「疑問」の時は「か」「や」と読む、と説明してある本が多い。「疑問」の時の句末の「乎」「邪」「耶」などは、「か」でも「や」でもどっちでもいいということなのか??はてまた何か決まりがあるのか。
実は決まりがある(ような)のだが、、、
あとでこの記事に追記します!
みなさん、お手元にある漢和辞典や漢文参考書でその違いが明記されたものがあったら、ぜひコメントでお教えください(笑)。
<速報 2007.02.25>
築島裕(編)『訓點語彙集成』全八巻別巻一、汲古書院、2006年2月~
どえらい本が出ます。すごい・・・。
ビラを入手しましたので、後日ご報告します。欲しいけど、当然私個人では買えない値段であります↓
スポンサーサイト
テーマ:漢籍翻訳 - ジャンル:学問・文化・芸術