『東方学』第119輯 平成22(2010)年1月31日刊行
〔論 文〕
村井章介: 倭寇とはだれか――十四~十五世紀の朝鮮半島を中心に谷口 洋: 賦に自序をつけること――両漢の交における「作者」のめざめ
田中靖彦: 澶淵の盟と曹操祭祀――真宗朝における「正統」の萌芽 田中智行 : 『金瓶梅』第三十九回の構成
澎 浩: 長崎貿易における信牌制度と清朝の対応
上田新也 : ベトナム黎鄭政権における徴税と村落
白井澄世: 五四期におけるドストエフスキー像について
高 彩雯: 都達夫「十三夜」論――台湾人画家と西湖伝説の物語
桜井由躬雄: ハノイ、ホアンキエムの微高地地表の形成 宮崎展昌: 『阿闍世王経』と『六度集経』第86経における「燃灯仏授記」の記述
〔内外東方学界消息118〕
高橋孝信: 国際研究集会「二言語による相互思想伝達ならびに文化交差による豊饒化
――インド中世のサンスクリット語文化とタミル語文化」
中嶋幹起: 国際人類学及び民族学会連合会第十六回大会 (The 16th Congress of IUAES)
〔座談會〕
學問の思い出――西田龍雄博士を囲んで
〔出席〕西田龍雄、庄垣内正弘(司会)、松澤 博、御牧克己、藪 司郎、吉田和彦、吉田 豊
〔追悼文〕
池田 温: 青木和夫先生追悼
大津 透: 追悼青木和夫先生
丸山裕美子: 青木和夫先生の思い出
三浦國雄: 本田済先生追悼
村井章介: つねに先陣を切って――田中健夫先生を悼む
編集後記(斎藤 明)
特に黒字の論文が興味深く感じられた。桜井論文はあまり史学の雑誌では見られない内容のもの。自分は地図についての論文を書いたことがあるので、桜井論文を読んでなかなかいい仕事をしているなぁとうらやましく読む(なんかえらそうですけれども)。
ちょっと驚いたのは、池田温先生による青木和夫先生追悼文。
文末に
「なお令息敦氏は宋代史研究者、大阪大勤務で婦人は台湾出身の李季樺女史。」
とあり、青木敦氏が青木和夫氏のご子息だと初めて知る
(というか、不勉強ながら、青木和夫氏の存在をいままで知らなかった)。
スポンサーサイト
テーマ:
中国史 - ジャンル:
学問・文化・芸術
先日、ある中国人に頼まれていた日本語論文のコピーを送った。
ふたつあって、ひとつは国内宛てに、もうひとつは中国宛てに。
コピーの束だと見せて「ゆうメールでお願いします」と言ったら、「コピーは印刷物ではないのでゆうメールでは送れません」と言われた。
ふむ、厳密にはたしかに「コピー」と「印刷」は違うよな。。。
「では、普通郵便でお願いします」と言うほかなかった。
(あとで考えたらエクスパックの方が安かった・・・orz)
で、次の郵便物(中国宛て)を見せて、「これもコピーの束なんですが、印刷物でいけますか?」と言ったら、同じ郵便局員は「大丈夫です」と言って「PRINTED MATTER」のハンコを押すではないか!
「印刷物」と「PRINTED MATTER」は違うのか?!狐につままれた心地でその場を後にしたが、後になるにつれ不思議でしょうがない。
その場で理由を聞けばよかったのだが。
と思って検索してみると、「PRINTED MATTER」はコピーでもよいことが分かりました。
http://www.gem.hi-ho.ne.jp/sayopee/post/guide16.html上のURLに「PRINTED MATTER」の具体的な内容のひとつとして
「・内容を問わず機械的または
写真的方法(事務用コピー機を含む)により、紙、厚紙または一般に印刷使用される他の物質(化学合成紙を含む)に二部以上
コピーしたもの」
という事例が載っていました。局員さんの言うことは正しかったわけです。
日本郵便のHPにも国際郵便の印刷物にコピーを含むことが記載されています。
http://www.post.japanpost.jp/int/service/pm_definition.htmlさすが、新宿郵便局員は違うなぁ(笑)。ちゃんと規約を理解している^^;
問題はSAL便にしたのにもかかわらず、Printed Matterとして送った中国宛ての国際郵便が3週間経っても着いていないことだ・・・。いままで郵便事故にはあったことがないので遅延しているだけと思いたい。。。
テーマ:
とっておきの情報いろいろ - ジャンル:
ニュース