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古代中国箚記

古代中国の文章・文物・歴史・研究について。とりあえず漢文(古典漢語)や漢字について徒然なるままに、また学会覚書、購書記録なども記していきます。

文庫になる名著

ここ2,3年、書店で書棚や新発行の平積みを見て、はゆっくり本をチェックする暇がないのだが、やっぱり確認を怠っているとまずいなぁと、以下の書が文庫化されていたのを知った時に思った。

クルス『中国誌』―ポルトガル宣教師が見た大明帝国 (講談社学術文庫)クルス『中国誌』―ポルトガル宣教師が見た大明帝国 (講談社学術文庫)
(2002/07)
ガスパール ダ・クルス



これは明代の中国について、なによりポルトガル宣教師の視点から見た記録なので、非常に面白くまた刺激的に読める本なのだ。

そういえば、僕が勝手に名著と言っている小川環『唐詩概説』も岩波文庫化されていた・・・。

明日は国会図書館で資料収集、明後日は講義準備と書店になかなか寄れないが、本当の意味での休日がとれたら、大きな書店に行って文庫本をチェックしてみよう。
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テーマ:中国史 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

そうなんですよ

piaopengさん、お久しぶりです。こんにちは。

そうですね、外国人の視点って興味深いです。クルスは中国人が食事をする風景を見て「驚くべきことにこの国の人は棒を使って食事をする」なんて書いてますし(笑)。私たちも、その「棒」を使ってものを食べてますけど^^;

  • 2008/05/25(日) 08:59:28 |
  • URL |
  • 古中 #FvLIUmYM
  • [ 編集]

こんにちは。
外国人の視点って、自国民にとっては当たり前のことが当たり前じゃないので興味深いものがありますね。
日本にポルトガル人がきた時期と重なるのでしょうか。
日本史だと日本大文典のロドリゲスが有名ですね。
この本の人と関係があるのか・・・なんて、考えてしまいます。

  • 2008/05/24(土) 22:56:37 |
  • URL |
  • piaopeng #-
  • [ 編集]

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